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 なんで    どうして、なぜ  のくだけた話し言葉   少し不満な気持ちが残る

      お母さんが宿題をしない子供に言う

          どうして宿題をしないの。  理由が聞きたい。

          なんで宿題をしないの。   宿題をしないのが気に入らない

          なぜ宿題をしないの。    理由がわからない。          

 

         

なんなり(と)  疑問詞 + なりと  なんなりと  どこへなりと  だれとなりと 

 丁寧な言い方 

なんでも どこでも 誰でも 好きに選ぶ事ができるという意味

ご希望があれば、なんなりとお申し付けください。

      なんなりとお持ちいたします。

        《病院で》 嫌いなものでも、何でも食べてください。

             ×嫌いな物でも、何なりとお召し上がりください。

 

 

なんだか    なぜかわからないが  理由がなく感じている様子

      私は今、ソフトクリームが食べたい。どうして? 理由はない 

  何となく ソフトクリームが食べたい。 → 理由なし  J501 3

            今、何食べたい? 何したい? どうして? 何となく

        私は今日は嬉しいです。どうして? 何となく嬉しい。

 

       私は中国語の勉強を最近していません。頑張ろうと思うんだけど忙しくて・・・

       昨日、テレビでアテネオリンピックを見た。日本の柔道の選手が優勝した。

       それを見た私は、どうしてかわからないが元気が出てきた。

       なんだか元気が出てきた。 なんだか頑張ろうという気持ちになった。

   なんだか 何かわからないものを、うけて

   なんだか君とは初めて会う気がしない。  → 何かわからないけど (顔、声)

   なんとなく君とは初めて会う気がしない。 → 理由なし

 

 

まさに     ちょうどの文章語     かなり硬い文章語

       《オリンピックで》 まさに今、火がつけられようとしています。

       「今」は多少の前後の幅のある後、 少し未来の 「ようとしている」も可

3時ちょうどです。   ×3時まさにです。

まさか    可能性が非常に低い

 

 

まして    他の場合はもちろん

     日本の政治に関する宿題が100ページ出た。明日までに全部やってくるように。

    できる?できない。じゃ、なんていう。

無理です。

 どうして? 私は中国人ですから。

私は中国人ですから、無理です。

 じゃ、日本人ならできる?100ページ。できない。じゃ、無理なことをもっと強

く言うために、どうする。

      日本人でも100ページは無理です。私は中国人ですから、無理です。

 もっと強く言う。           まして

 

 

       この問題は、大人でもできないのだから、まして子供には無理だ。

       私の部屋は11月でも寒いんだから、まして一月なんて生活できないだろう。  

        

どうか    どうかよろしくお願いします。  以来、希望 どうか〜ように。 など

     

 

どうせ    あきらめの言葉  自嘲、侮蔑

        A組の成績がいい学生に聞いたの。能力試験、どうして受けないの?

       その学生が「2級はとっても意味がないし、1級は無理だから。」

        無理かどうかわからないじゃない。 

          どうせ無理だから。 

        私の友達が癌になった。手術すれば治る…かもしれない。手術しろ。

          嫌だ。 どうせ死ぬんだから、痛い思いしたくない。

 

どうにか    なんとか    宿題がたくさんあったけど、何とかできた。

       母: 先生、最近息子の成績が下がって、このままじゃ、希望の早稲田大学

         はもちろん、大学進学が危ないかも知れません。どうしましょう。

       先生: 私が何とかしましょう。 → 早稲田大学      程度が高い

           私がどうにかしましょう。 → 専門学校 以外

 

 

さぞ       相手の様子や状態の程度がすごいことを推量する

          さぞ疲れたでしょう。  お相撲さんはさぞたくさん食べでしょう。

     きっと あいつはきっと食べる。強い気持ち 食べるか食べないか程度は無い

         あいつはきっと食べるだろう。 上より確信が低い  程度は無い

         あいつはきっとたくさん食べるだろう。  たくさん 程度が有る

         あいつはさぞたくさん食べるだろう。  さぞ 可

     さぞかし  硬い表現

 

     

さも        やや硬い文章語

          ある事をしている第三者の意志的な態度や行動

     まるで   まるで知っているかのように話す。 → 本当は知らない

     いかにも  いかにも知っているように話す。  → 知っているかどうか・・・

     さも    さも知っているように話す。    

 

      いかにも    いかにも悲しそうだ。 

      さも    × さも悲しそうだ。 + 意思的な動作

              さも悲しそうに話をした。

 

いざ      重大な決意を持って行動する時の気持ち 古い言葉で、現在は慣用句的に

       昔の日本の戦争などで、勝負をする時などにも使われた。

    現在は  いざ〜という時に、〜  いざ出発という時に、忘れ物に気が付いた

         いざという時に、    防災グッズは、いざという時に役に立つ。

         いざとなったら、   いざとなったら、先生が手伝ってくれるから・・・

     危急存亡の時

 

 

いまに    そのうち  とともに、近い将来に起こる事を表す ややマイナスイメージ

   そのうち はさみで遊んでいると、そのうち怪我をするよ。 → いつかわからない

  いまに  はさみで遊んでいると、今に怪我をするよ。   → 確信が高い

       そのうち遊びに来てください。  → いつでもいいよ 近い未来を漠然と

      ×今に遊びに来てください。    → マイナスイメージ  近い未来

 

 

 

いまにも     初級既習 みんなの日本語 43課  今にも〜そうです。

        雨が降りそうだ。

        今にも雨が降りそうだ。  切迫している

 

いまさら     ちょうどいい時期に間に合わない様子  マイナスイメージの語

     私は結婚することになりました。結婚式の司会を○○先生に頼んだ。

    ○○先生は、いい司会をしようと、毎日いろいろ調べて、勉強しています。

     私の結婚相手が、やっぱり司会は私の会社の部長にしたいな。

     私、○○先生にそれを言える? いまさらそんなこと言えないよ。

 

あっ、留学試験のための、いい問題集があるから、やろうか。えっ、いまさら

     

 

いまだに    今もまだ、その状況が続いている  ややマイナスイメージ

      3年前に初級を教えた学生に会った。今何してるの?勉強しています。

      へ〜、どんな勉強しているの? 今、みんなの日本語を勉強しています。

        えっ、いまだに?   アルバイトはまだ居酒屋でやってるの?

       はい、続けていますよ。  時給、700円だったよね。 あがった?

       いいえ、いまだに700円です。  えっ、いまだに?

 

        × 祖母は100歳ですが、いまだに元気です。

 

 

まもなく   すぐ   すぐより時間がかかる   自分の事には使わない

          すぐ来ますから、もうしばらくお待ちください。

          まもなく来ますから、もうしばらくお待ちください。

              はい、すぐします。

            × はい、まもなくします。  → 早くやれ

 

まさしく   間違いなく  硬い文章語

  J501 確かに   これがお礼の100万円です。ご確認ください。・・・ 確かに。

          これは確かに彼の絵です。  → 彼の絵だとわかる特徴がある

          これはまさしく彼の絵です。 → この間見たのと同じ

 

かえって     予想とは反対に

        運動をしたら、かえって体を壊した。

        パーティーの料理を自分で作ったら、かえって高くなった。

    

かつて      以前・昔  やや硬い文章語 

        かつてここには大きな図書館があった。 

     昔 かなり前で、現在とはつながっていないという感じ

    かつて 現在から見て、少し離れている過去 近くはない

    以前  今より前で、時間は関係ない

      以前通った学校。 →  少し前でも可 だから、今別の高校に通っている

      かつて通った学校 →  現在は卒業している

      ?昔通った学校  →  今とは仕組みが違う 

 

 

かねて(から)  以前から  硬い文章語

 かねてから会いたいと思っていた。

           かねてから準備していた。

 

 

 

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